ティーチャーカーストという言葉の出どころはどこか

「ティーチャーカースト」とはまた嫌な言葉が出てきました。

生徒間に「スクールカースト」が存在しているということは以前からいわれていたことですが、教え導く側の教師の間にすらこんなものが存在しているといわれるのは、まったく信じがたいことです。

ティーチャーカーストとは、神戸市東須磨小学校における壮絶な教師間のいじめの背景としてこういうものが存在していたとテレビで報道されたものですが、その実態とは何なのか?

とくダネの番組中で取材を受けた神戸市会議員の岡田裕二さんが「教師の中にもティーチャーカーストのような形で存在していたのではないか」と答えている映像がこの言葉の出どころのようです。

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このいじめの首謀者とされている40代女性教師は、前校長のお気に入りで強い影響力を持ち、強い権力と統率力を持っているようですが、このような人物が「ティーチャーカースト」上位層ということになるでしょうか。

だとすると、こうした人物に目をつけられた教師はいじめの的ということになってしまいます。

まさに、子供のスクールカーストの大人版です。

ただ、子供のスクールカーストが自然発生的にできあがってしまうものであるのに対し、「ティーチャーカースト」は権力者がバックにいるあたりは異なる点でしょう。

子供にいじめをやめろという側の教師がこのようなことをしていて、どうして教育者として子供の前に立てるのか。

激辛カレーを食べさせる、羽交い絞めにする、脛に粘着テープを張ってはがすなどなど、この学校で起きていたことはあまりにも子供じみています。

こんなティーチャーカーストなるものが全国の学校にあまねく存在するなどとは信じたくありませんね。

もちろん、ここまでのいじめはさすがにレアケースだろうとは思いますが……

本来、「いじめ」という軽い言葉でこれらの行為を表現することもよくはありません。

被害者の身体にミミズ腫れができるほどの暴行を加えているのでどう見ても傷害、犯罪行為ですから。

それにしても、障害がある児童のものまねをしてこれを笑わないといじめるなどという行為が教師間で行われていたなどとは、本当に信じがたいことです。

障害のある子どもを笑いものにするような教師が、内心障害児をどう見ているのか、親からすれば心配でならないことでしょう。

今までの経験上、いじめというものは閉鎖的で流動性の少ない集団の中で起きがちだと思っています。

職員室、教師間の人間関係はまさにこういうものかもしれません。

しかも、子供同士のいじめと異なり、大人同士のいじめは権力を持つものがおこなっていた場合大人による抑止力が働きにくく、隠蔽されたままになりがちです。

今回は発覚しましたが……

加害者の男性のひとりは、「頼りがいがあり、人気者という評判」があったといいます。おもてだけを見ていても、人間というものはわかりません。

人気者というのは、その場における「いじめていい人間」を見極める能力に長けている、という一面を持っていることもあります。そのような空気読み能力がその人を人気者にしていることもあります。

ふつうは教師間のいじめはもっと陰湿に行われる、という指摘。

確かにここまで激しい暴行を行うケースはまれでしょう。

普通はもっと発覚しにくい形で行われるからこそ、表には出てこないのです。


そもそも威張りたい人間が教師になりたがることがこうしたいじめの原因ではないか?という指摘もあります。


実習生もまた大きなストレスにさらされている人が少なくありません。

これらのツイートは、組体操などの「学校リスク」を研究している内田良さん(名古屋大学准教授)がRTしていたものです。

教師もまた人間であり、完璧ではあり得ません。

とはいうものの、これほどの激しいいじめが発覚することはやはり大問題であり、これらの事件の背景に「ティーチャーカースト」がどれくらい関係しているのか、識者の考察が待たれるところです。

(追記)

(追記)現在、加害者側の教師たちは記者会見で謝罪こそしているものの、実名が公開されるでもなく、いまだ自宅謹慎という処分のままです。

この教師たちがいずれまた教壇に立つことがあるのかと思うと、親も気が気ではいられないでしょう。

女性教員が被害者教諭の生徒を煽り、クラスを崩壊させようとしていたことなど、真相が知れるほど事の悪質性が明るみに出るばかりです。

加害者男性教員の「悪ふざけがすぎた」も、典型的ないじめる側の言い訳としか聞こえません。児童が言うような言い訳を、大人が言ってしまっています。

子供が安心して学校に通えるよう、神戸市教育委員会には厳正な対処が求められています。