やはりシュタインズゲートは特別なアニメです。

前作も10年に一度レベルの傑作でしたが、続編となる今作も本当に素晴らしい出来です。

時間軸としては前作のα世界線の続きということになるので、前作を知らない方はこれから観てもまずストーリーにはついていけません。

かならず前作シュタインズ・ゲートを観てからにしましょう。

シュタインズゲートはアマゾンプライムでも観ることができます。

 

このアニメの8話が本当に神回

 

アニメ版シュタインズゲート・ゼロは、8話のシナリオが本当に秀逸です。

この回は見たらもう泣くしかありません。

牧瀬紅莉栖がいかに強く岡部のことを想っているか、どれだけ力になりたいと思っているか……

これはゲーム版ファンディスクの『線形拘束のフェノグラム』も思い出しますね。

まゆりのいない世界戦がいかに岡部にとって辛いものか、その現実をあえて突きつけていく紅莉栖。

これこそが本当の優しさというものです。

 

世界線を移動して、あれだけ避けたかったまゆりのいない世界線に迷い込んでしまった岡部。

その絶望感はどれほどのものでしょうか?

その岡部を救うため、紅莉栖はあえて心を鬼にするのです。

自分の想いも犠牲にしてまで……

これほどに切ない展開は、数あるアニメの中でもそうそう観られるものではありません。

内容的にはゲームから改変されていますが、原作ファンにも絶賛される展開でした。

そういえば、この作品はシナリオ構成が花田十輝でした。

『宇宙よりも遠い場所』でも発揮された高い実力が、ここでも遺憾なく発揮されています。

冒頭から緊迫感が漂っている

このアニメは牧瀬紅莉栖がいない世界線の話なので、冒頭から重苦しい雰囲気が漂っています。

前作の前半でのラボの実験のような、笑える場面はほとんどありません。

牧瀬紅莉栖がいなくてこの話が成り立つのか?と思うんですが、シュタインズゲート・ゼロでは紅莉栖の代わりに、紅莉栖を人工知能化した「アマデウス」というものが出てきます。

携帯の中にプログラムとして常駐するアマデウスは牧瀬紅莉栖と同じ様に思考できますが、その性格はもとの牧瀬紅莉栖とは少し異なるようです。

タイムマシンも作れるかもしれない、とも言ってますしね。

このアマデウスに岡部はしだいにのめり込んでいくのですが、それをたしなめるのが紅莉栖の先輩に当たる科学者の比屋定真帆。

年齢不相応に幼く見える彼女ですが、中身はそれなりに大人で冷静、優しさも兼ね備えています。

紅莉栖に代わって岡部のサポート役となるキャラと言っていいかもしれません。

 

そして今回また胃が痛くなるのは、またしてもラボをラウンダー?が襲撃してくるということです。

前作であれだけ何回も何回も悩まされたラボ襲撃がまたあるのかと思うと、お壁はストレスでおかしくなってしまうのではないかと思うくらいですね。

実際、あまりのストレスに岡部は吐いたりしています。

そんな岡部を今回も支えるダル。岡部は本当に仲間に恵まれています。

 

そして周囲のヒロイン、鈴羽やるかの心情もとても丁寧に描かれていますね。

岡部はこの世界がどうなるかを知っているわけですが、そのことをルカニだけは決して言いません。

鈴羽は「それはるかにだけはこの時間だけを生きてほしいと願っているからだ」と言っています。

第三次世界大戦だとか、タイムマシンだとか、そういう世界の秘密とはるかは無縁に生きて欲しい。

岡部はなにも語りませんが、そのことが鈴羽には全部わかっているのです。

 

女性キャラの胸が増量

作画面の変化を見ると、前作に比べて女性陣の胸が軒並み大きくなっています。

まゆりはもともと大きいですが、鈴羽はあんなに大きくなかったような……もともとはスレンダーなキャラですしね。

紅莉栖はと言うとあまり変わってはいません。

この辺もテコ入れと言えば言えるでしょうか?

 

いとうかなこの曲もいい


シュタインズゲートと言えばいとうかなこ。

OP曲の「ファティマ」、いつもとおり作品内容と深くリンクする歌詞になっています。

やはりこの人の歌がないと始まらない。

「致命的なマイノリティでいい」、これはやっぱり岡部のリーディングシュタイナー能力のことを言ってるのでしょうかね。

志倉千代丸の楽曲はシュタゲの世界観をきっちり反映しているのがいいですよね。

 

ラストがわかっていても引き込まれる

シュタインズゲートゼロは、前作のトゥルーエンドであるシュタインズゲート世界線にたどり着くまでの物語です。いわば、結論は最初からわかっているわけです。

それでもこの物語は気になるんですよね。もしかすると、あのエンドまでたどり着けないんじゃないか、という不安が常に付きまとうのです。8話のように突然岡部の世界線が移動してしまうことなどもそうですが、移動した先の世界線が、ある意味今よりも魅力的だったりするのです。なにしろ紅莉栖が生きているのですから。岡部の気持ち次第では、ここからもとに戻らないという選択もできるのです。もちろんストーリー上そうはならないわけですが、そうなってしまうかもしれない、と思わせる演出が見られるのです。

 

シュタインズゲート エリートも発売予定

hukeさんの立ち絵の部分がアニメになるゲーム版も発売予定です。