「スガノミクス」10万円再給付示唆は観測気球?
菅新首相が12日の公開討論会で、 特別定額給付金の追加支給について「必要であれば、しっかり対応したい」 と発言しています。
これは記者の「給付金の追加ということも?」という質問に対しての発言で、「もちろん」と前置きしたうえで答えています。
前安倍内閣において急遽決まった全国民への特別定額給付金10万円の支給ですが、定額給付金の「おかわり」はあるのでしょうか。
コロナ禍において、政府からは今まで何度も観測気球的な発言が出てきましたが、今回も国民の反応を見るための発言かもしれません。
10万円再給付の時期はいつ?
菅首相の発言が観測気球なら、国民の側が10万円再給付を強く求めれば、再び特別定額給付金が実現する可能性も出てくると思います。
前回の定額給付金は、多くの国民が自粛を求められ生活が苦しくなる中、こうした背景を考慮した公明党が政府に強く求めた結果実現しています。
ツイッターでも10万円一律給付を求める声がハッシュタグを用いてたくさん流れていましたが、こうした世論も影響しているはずです。
現段階でいつとは予想できませんが、国民の10万円再給付を求める声が強ければ、遠からず実現するかもしれません。
給付金を求める声はツイッターなどSNSで訴える方法もありますが、首相官邸へ直接メッセージを送る方法もあります。
首相官邸へのメールはこちらから送ることができます。
政府側は10万円の経済効果に期待しているでしょうから、メッセージを送るなら「10万円を受け取ったらこんなことに使う」という用途も書いておくといいかもしれません。
10万円再給付への反応
10万円再給付の可能性について、どれくらいの期待があるかツイッターでの声を集めてみました。
ツイッターを見る限りでは、
・2回目、3回目の給付も必要
・毎月給付してほしい
といった意見もかなり目につきます。
もし給付金が毎月配られれば、それは事実上ベーシックインカムに近いものになるでしょう。
毎月10万円を配るのは難しいかもしれませんが、3回目くらいまで10万円を配れればどれくらい経済効果があるかデータが蓄積でき、将来的にベーシックインカムを実施するうえで参考になるかもしれません。
携帯電話料金値下げは消費税減税に匹敵するインパクト
上念司さんの見方では、菅政権で消費税が減税される可能性は低そうです。
ですが、「スガノミクス」では携帯料金の値下げは消費減税に匹敵するメリットがあるそうです。
夕刊フジのこちらの記事によれば、「4割値下げの場合、年間2万円強、家計で約2兆6000億円の負担軽減になる」とみるエコノミストもいます。
現代日本において、携帯電話(スマホ)を使っていない人はほとんどいません。
菅首相が「4割下げられる」と発言している携帯電話料金ですが、携帯電話料金の値下げは所得が低い人ほど助かるという特徴もあり、特に若い人にとっては恩恵が大きいと考えられます。