新型コロナウイルス蔓延をふせぐため、世界各国でソーシャルディスタンディング(社会的距離)の必要性が叫ばれています。
新型コロナウイルスの感染を防ぐには、三つの「密」を避ける必要があるといわれています。これは換気の悪い密閉空間、人が密集する場所、密接した近距離での会話のことです。
つまり、感染しないためには他人との適切な距離を保つ必要があるわけですが、これが「社会的距離」です。
感染者にならないために、どれくらいのソーシャルディスタンディング(社会的距離)が必要になるのでしょうか。
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新型コロナウイルスに感染しないため必要なソーシャルディスタンディング(社会的距離)
イギリス政府は外出する場合、他人との距離を2メートル以上開けるようメッセージを出しています。身長2メートルの人だと約3歩分です。
こちらの動画ではショッピングカート2台分、ベッド一台分くらいの距離としていますが、2メートルはかなりの距離です。
公演にいるバイはベンチ2台分くらいの距離を取ることになるとしていますが、これくらいの距離を保つとなると、ドラッグストアなどで列をつくるのはほぼ不可能となります。
日本でも導入される?
この先、首都圏でロックダウンが行われた場合、備蓄を使用と一時的にスーパーなどに人が殺到する事態が予想されます。
このようなとき、たくさんの人が密集するため、それだけ新型コロナウイルスの感染リスクは高くなります。
それをふせぐため、最低でも1メートル以上距離をあけて並ぶよう求められるかもしれません。
また、備蓄のためだけでなく、人気アニメのコラボグッズが発売されたとき、店舗に長蛇の列ができることがあります。
こういうときも、適度な距離を保って並ぶことが求められるようになるかもしれません。
ソーシャルディスタンディングを保つため政府のするべきこと
首都圏で外出自粛が求められても、通勤のため電車を利用しなくてはいけない人は多いですし、電車の中で2メートル以上の距離を保つことは事実上不可能です。
オフィスでもそれほどの距離を取れる職場ばかりではないですし、都会は人通りも多いのでどうしてもある程度人と人が接近せざるを得ません。
社会的距離を保つには家にいることがもっとも確実であり、そのためにイギリスやフランスもロックダウンを宣言し、収入の保証も行っています。
日本では自粛は求めるものの、現金給付についてはいまだに1世帯10万円程度と報道されていて、世界各国とは異なり安心して外出を控えられる状況ではありません。
先日、ツイッターでは「#自粛と給付はセットだろ」というタグがトレンド入りしていましたが、日本以外の多くの国では外出・移動に制限を加える代わり、現金の給付も行っています。
感染拡大と経済崩壊を同時に防ぐなら、自粛と給付を両方行うことが求められます。