ワクチン配布「自民KKKチーム」に多くの非難が

ワクチン配布、自民KKKチームの活躍に期待

自民KKKチームとは自民党のワクチン配布チームのことで、中心人物となる河野太郎氏、小泉進次郎氏、小林史明氏3人に頭文字をとってつけた名前のようですが、この名称に多くの批判が出ています。

(追記)上記の記事は「Kチーム」と記述が変更されました。

命名した人は何となく響きがいいからこの名称にしたのでしょうが、この「KKKチーム」は、アメリカ近現代史や黒人差別問題を知っていればあり得ない命名です。

なぜ批判されているのか?

「KKKチーム」という名称が批判されているのは、アメリカの白人至上主義団体クー・クラックス・クランを連想させるからです。

クー・クラックス・クランの略称は「KKK」です。

クー・クラックス・クランは1920年代には非常に勢いが盛んで、放火やリンチなど多くの残酷な暴力事件を起こしていますが、こうした史実を知っていれば「KKK」という名前はまず付けられません。

この団体のことを知らなかったのかもしれませんが、ワクチン配布チームにこのような名称をつけることは、下手をすれば日米関係に悪影響を及ぼしかねません。

そうでなくても、政府は黒人差別問題やアメリカ史にまるで無知であるという印象を与えてしまいます。

白人至上主義者も連邦議事堂を襲撃している

KKKという名称自体も問題ですが、この名称をつけたタイミングも非常に良くありません。

アメリカの連邦議事堂が襲撃されたのが1月6日ですが、この日襲撃した人々の中には白人至上主義団体「プラウドボーイズ」のメンバーも含まれています。

トランプ氏から恩赦されなかったことで今はトランプ氏を非難しているプラウドボーイズですが、KKKやプラウドボーイズのような白人至上主義団体を想起させる名称をこの時期に使うことは問題が大きいのです。

(この時期でなかったとしても大いに問題ですが)

この名称は撤回せざるを得ない?

2020年には漫画『僕のヒーローアカデミア』に「志賀丸太」というキャラクターが登場したことが731部隊を想起させるとして、多くの批判が集まりました。

集英社はこれを受け、「過去の歴史と重ね合わせる意図は全くありません」としたうえで謝罪し、コミック出版時にはキャラクター名を変更しています。

グローバル化が進み、差別や過去の悲惨な歴史を思い出させるような表現は批判を浴びやすくなっています。

同盟国であるアメリカが人種問題で揺れている今、「自民KKKチーム」という名称を今後も使い続けることは難しいでしょう。

近いうちに謝罪、撤回という流れになるのではないでしょうか。

(追記)記事内のKKKチームという記述はKチームに変更されました。