イギリスではすでにチャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染していますが、今度は政治トップのジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。
政治家は多くの人に会うため、感染リスクが高いのでしょうか。
カナダのトルドー首相の妻が新型コロナに感染していたニュースはすでに流れていますが、G7国のトップが感染したのはこれがはじめてです。
ジョンソン氏の婚約者は現在妊娠中ですが、首相と同居しているのかはわかりません。
イギリスでは3月23日からすでにロックダウンがスタートし、外出禁止となっていますが、仕事を休めない首相は家にいるイギリス国民よりリスクの高い状態で仕事をしていることになります。
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ジョンソン首相の病状は
ジョンソン首相は26日午後に発熱やせきの軽い症状が出ていて、その日の夜に検査を受け陽性の診断が出ています。
この本人のツイートでは、「このウイルスと戦うため、テレビ会議を通じて政府の対応をリードし続けます」と発言しています。
このツイートをした時点ではまだ軽症のようです。
ジョンソン首相が回復して免疫を獲得できれば、もうコロナには感染しないので安心して活動することができることになります。
長い目で見ればこれもメリットかもしれません。
ジョンソン首相が検査入院
ジョンソン英首相は現在もコロナウイルスの症状が改善せず、医者の助言により検査のため入院したと報じられています。
容体が急激に悪化したわけではないようですが、発熱やせきの症状はまだ収まっていないようです。
官邸内の自室から動画で英国民に自宅待機を呼びかけてきたジョンソン首相でしたが、婚約者のキャリー・シモンズさんもコロナウイルスと思われる症状が出て、1週間寝こんでいたことが明らかになっています。
キャリー・シモンズさんはすでに快方に向かっていると報告していますが、ジョンソン首相の健康も回復することを願いたいところです。
保健相も新型コロナに感染
イギリスではハンコック保健相にも新型コロナウイルス陽性の診断が下っています。
こちらのツイートでは、症状は軽度で、自己隔離したうえで自宅で仕事をしていると動画メッセージを出しています。
ハンコック保健相がどういう経路で感染したかはわかりませんが、イギリスの他の閣僚の動向も気になるところです。
ジョンソン首相の経済政策は?
ジョンソン首相は、3月21日から新型コロナ抑制のため、国内のパブやレストラン、劇場、映画館、ナイトクラブ、スポーツジムなどの営業を同夜から無期限で一時停止するよう命じています。
これらの店舗の収入減少をを補うため、イギリスでは企業が雇用を維持した場合、従業員1人当たり給与の80%を補助金として支給します。
コロナウイルス蔓延と経済崩壊を同時に防ぐため、「金はやるから家にいろ」と指示しているのです。
自粛は求めるものの企業には何の保証もしない日本とはかなり対応が異なります。
ジョンソン首相は新型コロナの景気対策としてベーシックインカム導入まで検討していると発言しており、実現すればイギリスの労働のあり方が大きく変わることになります。